昭和55年3月3日(月)〜3月7日(金)放送


第1週(第1回〜第5回)


【物語】

都の祭りに来たきこりの弁太(東野英心)は、そこで螺鈿(らでん)の櫛を拾った。
山に帰った弁太は、その櫛を恋人のおぶう(市毛良枝)にプレゼントする。
だが、それは、当時栄華を誇っていた平家の宿敵、藤原成親の持ち物だった。
山小屋は焼き払われ、おぶうは螺鈿で出来た鞘の刀を持った男に連れ去られてしまう。
弁太はその男を探すために、都の五条大橋の上で侍を待ち伏せ、螺鈿の鞘を捜して刀を物色しだした。
その鬼気迫る姿はいつしか都中の話題になる。
ある日、弁太を退治するために、牛若丸と名乗る男がやってくる。
弁太は、牛若丸(富山敬)に手もなくやられてしまう。
その頃、弁太の恋人おぶうは、
ひょんな事から時の権力者、平清盛(西村晃)の側室、お吹として生活することになってしまう。
清盛は、宋の国から手に入れた火の鳥に夢中で、鳥の扱いに慣れている山育ちのお吹は、火の鳥の飼育係となる。
しかし、その火の鳥は、今で言うクジャクで、本当の火の鳥では無かった。



   『火の鳥 乱世編』エピソード解説へ戻る






昭和55年3月10日(月)〜3月14日(金)放送


第2週(第6回〜第10回)


【物語】

弁太(東野英心)は、牛若丸(富山敬)の腕にあこがれて弟子になり2年の月日が過ぎた。
めきめきと腕を上げていった弁太は、侍らしく武蔵坊弁慶という仰々しい名前を名乗ることになる。
同時に、牛若丸も源義経と名乗ることにした。
一方、火の鳥を手に入れたと信じて有頂天の平清盛(西村晃)は、息子の重盛に後を譲り、
自分は生き血を飲み隠居をしようと考えていた。
だが、重盛は急死、悲しみから怒り狂った清盛は、独裁を強めてゆく。
その頃の都は、つむじ風や火事が頻発し、誰もが清盛の火の鳥の呪いだと噂していた。
そして、ついに清盛の屋形も、大火に巻き込まれてしまう。
お吹(市毛良枝)は、火の鳥を助けるために、炎の中に飛び込んで行った。



  『火の鳥 乱世編』エピソード解説へ戻る






昭和55年3月17日(月)〜3月21日(金)放送


第3週(第11回〜第15回・最終週)


【物語】

お吹(市毛良枝)は、黒焦げになった火の鳥と共に、九死に一生を得た。
その頃、頼朝(岸田森)は、火の鳥の噂を聞き京に向けて進軍を始める。
奥州平泉に引きこもっていた義経(富山敬)と弁慶(東野英心)たちも、進軍に参加するために西へと向かう。
火の鳥を手に入れようとしていたのは、木曽義仲(高橋長英)も同じで、頼朝達よりも先に京へと進軍する。
そして、火の鳥を探して都中を荒らしまわっていた。
火の鳥を手に入れ、邪魔者を始末したい後白河法皇は、義経に木曽義仲を討たせ、そして平家をも追撃させる。
お吹は、平家の一員として、壇ノ浦で義経に斬られてしまう。
弁太は、義経の冷たさに対して、底知れぬ怒りを抱いた。
義仲、平氏を倒した後白河は、今度は火の鳥の噂を使って、
頼朝と義経兄弟の仲を裂き、お互いに戦わせる作戦に出る。
義経は、弁慶達と共に奥州平泉へと逃れて行った。



  『火の鳥 乱世編』エピソード解説へ戻る





























inserted by FC2 system