【声の仕事】




昭和57年1月4日(月)


長編アニメーションスペシャル

「三国志」

テレビ朝日放映 
10時00分〜11時25分(85分)カラー作品


監 督菅原正昭 脚 本菅原正昭


【出演】

志垣太郎(劉備)小林清志(関羽)高木二郎(帳飛)山本千鶴(芙蓉姫)



【物語】

  今から1,800年前の中国は、漢の統一が崩れて三つに分裂していた。
その頃、劉備は、老母にお茶を買って帰る途中、芙蓉姫と出会う。
何者かに追われているらしい芙蓉姫を、劉備は連れて逃げることにした。
その途中、帳飛と関羽の二人に出会い、お互いにあい通じるものを感じ「桃園の儀」を結ぶ。
年は経ち、三人は中国の戦国時代を生き抜く豪傑に成長していた。
だが、昔結んだ「桃園の儀」は、決して忘れなかった。



【解説】

中国の全65巻からなる正史、三国志をアニメ用に脚色、手塚企画とプロダクション珊瑚礁が共同で製作した作品。
中国の戦国時代に活躍した、劉備、関羽、帳飛三豪傑の友情をテーマに、
スペクタクルシーンを織り交ぜてスケールの大きな物語に描いた。
三国志の三国とは、魏、呉、蜀の三国の事を言い、
原作の中の一冊「魏志倭人伝」は、ヤマタイ国論争で有名な、日本のことに関して書かれた、最も古い書物の一つ。



【岸田森の役】

ナレーター







昭和57年3月15日(月)放送


ラジオ図書館

「失われた季節」


TBSラジオ 
20時00分〜20時55分(55分)モノラル
原 作中山あい子脚 本斉藤憐


【出演】

岸田森伊佐山ひろ子鶴田忍


【物語】

某国大使館の中庭に、記念碑が建てられた。
そこには「須藤運転手の記念、忠実に勤めたことを、愛と感謝をこめて」と書かれている。
須藤運転手は、その大使館の大使付き運転手だった。
なぜ、運転手にしかすぎない彼の記念碑が、大使館の中庭に建っているのか…。



【解説】

中山あい子作「昭和娼婦伝」に収録されている作品より、「失われた季節」を斉藤憐が脚色。
この「ラジオ図書館」は、プロ野球の試合が行われない月曜日に毎週放送されていた単発ラジオドラマ。
じっくりと製作した作品が多く、昭和561981 年4月から昭和611986 年3月までというロングランの放送となった。
この作品は、40本目の放送に当る。



【岸田森の役】

須藤運転手
































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