昭和47年3月27日(月)〜4月1日(土)放映


第1週(第1回〜第6回)


【物語】

鳥取藩士族、有尾忠義一家は明治18年に釧路へ移住する。
病弱の忠義(仲谷昇)を助けて、一家の柱として長女、秋子(泉晶子)が家族を支えた。
このとき秋子は16歳。
秋子は、豪商八瀬力蔵(鈴木瑞穂)の三男、順三郎(岩下浩)と出会い惹かれるものを感じた。


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昭和47年4月3日(日)〜4月8日(土)放映


第2週(第7回〜第12回)


【物語】

秋子(泉晶子)が北海道に来て4年。
病弱の父も亡くなり、いまは食べることから始めなくてはならない。
釧路の米問屋、八瀬力蔵(鈴木瑞穂)が、息子の嫁に秋子をと縁談を持ち掛けてきた。
秋子は、4年前に会った三男の順三郎(岩下浩)の事かと思って喜ぶ。
しかし、縁談の相手は、次男の市太郎(岸田森)だった。



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昭和47年4月10日(月)〜4月15日(土)放映


第3週(第13回〜第18回)


【物語】

秋子(泉晶子)は三男、順三郎(岩下浩)に嫁ぎ、持ち前の明るさで米屋を立派に切り盛りした。
少しして、力蔵(鈴木瑞穂)にとっては初孫が生まれる。
力蔵はたいそう喜んだ。
一家は幸せに見えた。
しかし、ただ一人、夫の順三郎だけは覚めていた。
実は、秋子のほかに思っている人がいたのだ。


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昭和47年4月17日(月)〜4月22日(土)放映


第4週(第19回〜第24回)


【物語】

秋子(泉晶子)夫、順三郎(岩下浩)の初恋の人は、アイヌ娘のチトセ(浜かおる)だった。
だが、チトセは、秋子の実家の下男クレオ(江守徹)と結婚していた。
子供までいた事を知った順三郎はショックを受けた。
そのチトセが、労咳で倒れて死にそうだった。
居ても立ってもいられなくなった順三郎は、チトセに会いに家を飛びだしてしまう。
秋子は順三郎を止めることが出来なかった。
だが当時、刀傷の治療は幕府の禁に触れることだった。



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昭和47年4月24日(月)〜4月29日(土)放映


第5週(第25回〜第30回)


【物語】

秋子(泉晶子)の元を飛び出した順三郎(岩下浩)は、
初恋の人チトセ(浜かおる)につきっきりの看病をする。
しかし、労咳は悪化。
看病の甲斐なく、チトセは死んでしまう。
順三郎の心の中を初めて知った秋子も、苦しみ抜いた。
順三郎が憎いが、でも愛している。
そんな自分を、どうしてよいか分からなかったのだ。



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昭和47年5月1日(月)〜5月6日(土)放映


第6週(第31回〜第36回)


【物語】

順三郎(岩下浩)は、店に戻って来る。
しかし、初恋の人チトセ(浜かおる)の死に、虚脱状態に陥ってしまった。
それをよいことに、おりゅう(木村奈穂)は順三郎に近づき、
そのまま店員として住み込んでしまう。
秋子(泉晶子)は、うかつにも順三郎とおりゅうの仲に気づかなかった。



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昭和47年5月8日(月)〜5月13日(土)放映


第7週(第37回〜第42回)


【物語】

士族の妻として、秋子(泉晶子)と三根子(土井かつえ)を立派に育てた静江(阪口美奈子)は、
何もかもに疲れ果てて釧路川に身を投げて死んでしまう。
静江は、自らの生き方を通して、母というものの姿勢を、娘達に身をもって教えたのだった。



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昭和47年5月15日(月)〜5月20日(土)放映


第8週(第43回〜第48回)


【物語】

釧路の三分の一を焼き払う大火事が起き、秋子(泉晶子)の店も全焼した。
幸いに順三郎(岩下浩)が命懸けで守ってくれた石蔵のおかげで、
再び以前のような繁盛を取り戻す。
火事でおりゅう(木村奈穂)の店も全焼し、おりゅう自身も行方不明となった。



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昭和47年5月22日(月)〜5月27日(土)放映


第9週(第49回〜第54回)


【物語】

おりゅう(木村奈穂)の行方不明が知らされた夜、
順三郎(岩下浩)の兄、市太郎(岸田森)の気が触れてしまった。
市太郎は、おりゅうの魅力に負け、店の金を貢いでいたのだ。
秋子(泉晶子)の献身的な看護の甲斐もなく、
市太郎は、おりゅうの名を叫び続けて、押し込められた土蔵の中で狂い死にしてしまう。
そして、追いうちをかけるように、クレオ(江守徹)も自殺する…。



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第10週〜第27週(最終週)まで


【物語】

大火の後、秋子(泉晶子)の夫、順三郎(岩下浩)は船の建造に夢中になる。
しかし、完成した船は、ロシアの軍艦に沈没させられてしまう。
失意の順三郎は、今は亡きチトセ(浜かおる)の娘、愛子(大坪利恵子)と共に、牧場へ引きこもってしまった。
秋子は、一人店を切り盛りする事になる。
そんな秋子の娘、郷子(倉野章子)は、結婚後夫に先立たれ、東京に上京する。
そして、アメリカ帰りのバイヤー、牧田(ジェリー藤尾)と再婚した。
第二次世界大戦後、郷子と夫の牧田は、アメリカから身一つで引き上げてくる。
そして、77歳になった秋子を見取る。



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