昭和49年3月11日(月)放映


第1回

【物語】

学会の実力者、真田佐平(小林桂樹)は、種村恭助(近藤正臣)の研究発表に注目する。
佐平は、この青年に、若き日の自分の姿を見たのだ。
真田自身も、恭助と同じく苦学生だった過去があった。
恭助にとっても、この発表は、自らの名前を売りだす唯一のチャンスだった。
そんな時、真田の許に、二十数年前に関係のあった幸子(水野久美)から連絡が来た。



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昭和49年3月18日(月)放映


第2回

【物語】

種村恭助(近藤正臣)は、学会での研究発表の成功を共に祝おうと、京子(小鹿ミキ)と会った。
そこで恭助は、京子に学友の真田たか子(角ゆり子)を紹介される。
たか子には、自分とは違った上流家庭の香りがあり、恭助には近寄りがたかった。
ある日、以前同棲していた洋子(伊佐山ひろ子)が、恭助を訪ねてきた。
だが、洋子は、以前と同じように体を引き寄せようとする恭助の頬を打ち、出ていってしまう。
その光景を、扉の影から京子が見ていた。



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昭和49年3月25日(月)放映


第3回

【物語】

真田(小林桂樹)は、学会では実力者ではあったが、夫婦生活ではうまく行かずにいつも孤独だった。
そして、連絡のあったかつての恋人、幸子(水野久美)と結ばれてしまう。
実は、幸子は、以前真田の子を生んでいた。
真田にその子の写真を見せるが、写真は真っ赤な偽物だった。
幸子はその事を涙ながらに詫びた。
恭助(近藤正臣)が学会で発表した論文は、真田の努力で雑誌に掲載されることになった。
やっと輝き始めた未来への興奮も手伝って、恭助は強引に京子(小鹿ミキ)に迫った。



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昭和49年4月1日(月)放映


第4回


【物語】

一週間後、真田(小林桂樹)は、再び幸子(水野久美)を抱いた。
しかし、次の約束の日、幸子は真田の姿をかいま見るだけで走り去ってしまう。
幸子は、真田を独占せずにはいられぬ、気持ちの高まりに苦しむ。
一方、京子(小鹿ミキ)の学友たか子(角ゆり子)は、論文のことで恭助(近藤正臣)と再び出会う。
たか子との出会いに浮き立つ恭助を見て、京子は複雑な気持ち抱いた。
たか子は誕生祝いのパーティーに恭助と京子を招いた。
恭助は、上流階級の豪華なパーティーに気後れしながらも、
心の中では、この幸運を利用しようともくろんでいた。



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昭和49年4月8日(月)放映


第5回


【物語】

真田(小林桂樹)は、会社から期待されている新製品の研究がはかどらず、苦境に立たされていた。
約束の日に幸子(水野久美)が現れなかったことも、心に重くのしかかっていた。
一方、論文英訳を口実に、恭助(近藤正臣)はたか子(角ゆり子)とデートを重ねた。
そんな強引な恭助に、たか子も少しづつ魅かれ始めていた。
京子(小鹿ミキ)は、このままではたか子に恭助をとられてしまうという危機感をいだく。
あせった京子は、恭助の前に全裸で身を投げ出した 。



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昭和49年4月15日(月)放映


第6回


【物語】

真田(小林桂樹)は、やっと幸子(水野久美)と再会した。
しかし、幸子から別れると言われ驚く。
女の望むものは、たった一人の男だという幸子の言葉に、真田は自分の身勝手さを思い知らされた。
一方、恭助(近藤正臣)の論文英訳は完成した。
英訳を手伝った、たか子(角ゆり子)は、利用されているに過ぎないとわかっていた。
だが、それを憎みつつもアパートを訪ね、恭助に抱かれ続けた。



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昭和49年4月22日(月)放映


第7回


【物語】

恭助(近藤正臣)は、真田(小林桂樹)に近づく手段として、たか子(角ゆり子)を利用していた。
だが、いつしかそれは本物の愛に変わっていった。
そして、恭助は、ついにはたか子との結婚を決意する。
恭助を愛していた京子(小鹿ミキ)は、その憎しみから、
たか子を利用して出世しようとしていた事を世間に訴える決意をした。
どうにもならないと知りながらも、京子は真田に、
娘のたか子と、恭助との関係一切をぶちまける。



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昭和49年4月29日(月)放映



第8回(最終回)

【物語】

恭助(近藤正臣)は、
娘たか子(角ゆり子)との結婚を認めて欲しいと真田(小林桂樹)に申し出た。
真田は、一切を知っていたが、娘さえよければと全てを許可する。
その時すでに、たか子は妊娠していた。
たか子は、真田の住む実家に入るつもりはなく、恭助の汚いアパートに同居すると決める。
そうすることで、恭助と真田が対等の立場に立てるに違いないと考えていたのだ。
結婚式は盛大に行われた。
そこに、恭助を愛していた京子が現れた…



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