昭和52年10月31日(月)


第1話「医者をさがせ!」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

大富豪の息子が、交通事故で瀕死の重傷を負う。
富豪は、息子の命を助けるために、
素性は不明だが天才的な腕を持つ無免許医、ブラック・ジャック(声、岸田森)を呼び寄せた。
ブラック・ジャックは、患者を助けるために別の肉体が必要だという。
富豪は、交通事故の現場にいた仕立屋の少年を犯人に仕立てて、
その権力を使い死刑判決を出させて、肉体を手に入れる。



『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月1日(火)


第2話「海のストレンジャー」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【出演】

岸田森(ブラック・ジャック)江角英明(ジム)藤川延也(サム)劇団こまどりブラックジャックギャング団


【物語】

ブラック・ジャック(声、岸田森)は、尋ねてきた男に突然拉致され、
海に浮かぶクルーザーへと連れてこられる。
そこでブラック・ジャックは、現金輸送車襲撃犯の三人兄弟の一人の手術を要求された。
だが、折からの嵐で羅針盤が故障、船は漂流を始める。


『ブラックジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月2日(水)


第3話「アナフィラキシー」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【出演】

岸田森(ブラック・ジャック)江角英明<(メイスン大佐)武藤礼子(看護婦)劇団こまどりブラックジャックギャング団


【物語】

アメリカ軍のメイスン大佐(江角英明)が、
息子の心臓に刺さった砲弾の摘出手術をブラック・ジャック(声、岸田森)に依頼してきた。
息子は、アナフィラキシー(過敏症)のために、どんな麻酔薬にも体が拒否反応を示してしまい、
普通の方法では手術不可能だった。
た。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月3日(木)


第4話「二度死んだ少年」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【出演】

岸田森(ブラック・ジャック)江角英明(ゲイブル)武藤礼子(レポーター)劇団こまどりブラックジャックギャング団


【物語】

親を殺して、警察に追われていた少年ハリーが、飛び降り自殺を図った。
手術は、偶然ニューヨークに来ていた世界的な天才外科医ゲーブルが行うことになったが、
その甲斐もなく脳波は停止してしまう。
自分の権威が傷つくことを恐れたゲーブルは、
日頃最も軽べつしていたブラック・ジャック(声、岸田森)に助力を求めた。
ブラック・ジャックの天才的な手腕で患者は持ち直したが、
それは、少年を法廷に出廷させるためだけの手術だった…。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月7日(月)


第6話「畸形嚢腫」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信




【物語】

ブラック・ジャック(声、岸田森)の元に、夜中突然患者が連れ込まれる。
その患者は、さる高貴なる身分の方で、
素性が明かせないためにブラック・ジャックに手術を依しにきたのだ。
患者には、巨大な嚢腫(できもの)があり、
その中には人の部品が一通り揃っているという、非常に珍しいものであった。
単に切除すればよいだけの簡単な手術なのだが、
何故か手術をしようとする者は、全員気が狂ってしまうというのだ。



『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月10日(木)


第9話「はるかなる国から」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

ブラック・ジャック(声、岸田森)の父親が、突然彼に手術を依頼してきた。
父親は、ブラック・ジャックが子供の頃、自分と母親を捨てて、愛人と逃げたまま音信不通だったのだ。
手術をするのは、一緒に逃げた愛人の蓮花。
彼女は、ハンセン氏病にかかってしまい、醜い顔になっていた。
ブラック・ジャックは、自分を捨てる原因となった女の、美容整形手術をする事になる。

『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月14日(金)


第11話「ふたりの黒い医者」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【出演】

岸田森(ブラック・ジャック)藤川延也富川K夫武藤礼子小山茉美
劇団こまどりブラックジャックギャング団    


【物語】

ブラック・ジャック(声、岸田森)は、手術をしに行く途中で、ドクター・キリコと出会う。
彼は、ブラック・ジャックとは逆に、金次第で人を安楽死させる死に神である。
ブラック・ジャックの患者は、キリコの患者と同一人物だった。
患者を前に、再びキリコと対面したブラック・ジャックは、
治療費を賭けて難しい手術をすることになる。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月15日(火)


第12話「白いライオン」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

世界的に珍しい白いライオン、ルナルナの治療を、
ブラック・ジャック(声、岸田森)は依頼される。
原因を探るために一晩ルナルナを借り受けたブラック・ジャックは、
その原因が色素を作り出すことの出来ない奇形だと判断する。
治療方法は、色素を人工的に作り出し、人間のいない原野に帰すしか方法がない。
だが、今のままのルナルナが可愛いピノコ(声、松島みのり)は猛反対する。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月16日(水)


第13話「道すがら」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

スペインでの治療の帰り、ブラック・ジャック(声、岸田森)は山道で強盗に会い、治療費を盗み取られる。
助けられて、ふもとの町で養生しているブラック・ジャックの元に、 お礼のかわりに治療に出向いたブラック・ジャックは、
その息子が自分を襲った強盗団の一人だと確信した。
治療費は、盗んだ治療費の返還と言われた顔役は、猛烈に怒り狂う。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月17日(木)


第14話「めぐりあい」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

5年ぶりに日本へやって来た船医の如月が、ブラック・ジャック(声、岸田森)に会いに来る。
だが、ピノコ(声、松島みのり)は、
如月の妹がブラック・ジャックの過去の恋人と知って激しく嫉妬した。
如月と二人きりになったピノコは、妹の事を問いただした。
医大に通っていた妹は、大学時代に子宮ガンにかかり、
それを手術したのが学生時代のブラック・ジャックだっただ。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月18日(金)


第15話「白い目」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

最高権威を誇る大病院で、
患者のたっての希望と言う事からブラック・ジャック(声、岸田森)が執刀する事になる。
だが、病院では何度も手術しても直らなかった奇病のために、外科医長の妬みはすさまじかった。
手術中、患者の生態反応がなくなってしまう。
だが、ブラック・ジャックは蘇生術を施さずに、患部の手術のみを続行しようとする。
この無謀なやり方に、病院の医者たちは、誰一人手術に手を貸そうとはしなかった。
ブラック・ジャックは、一人白い目に囲まれながら、それでも手術を続けてゆく。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月22日(火)


第17話「雪の訪問者」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

診断では神様といわれている関根先生は、手術中に奇妙な振る舞いをするという噂が広がっていた。
今度、関根先生の手術を受けなくてはならないという姉妹から相談を受けたブラック・ジャック(声、岸田森)は、
関根先生を訪ね、奇行の原因が三年前の妻の急死にある事を知る。
その夜、関根先生は、たった一人で手術を行うと言って、
怖がる患者を強引に連れでしてしまった…。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月23日(水)


第18話「一ぴきだけの丘」

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

冬季オリンピックの乱開発で荒廃してしまった丘へ立ち寄ったブラック・ジャック(声、岸田森)は、
足を踏み外して岩の割れ目に落ち込んでしまう。
そこにやって来た熊が、ブラック・ジャックを助け出すと、獣医まで引きずって行く。
病院で、この熊は、昔開発のために丘を追われ、この獣医で育てられていた事を知った。
ブラック・ジャックに医者の匂いを嗅ぎ、獣医の仲間だと思って連れて来たのだ。
その事を聞き、ブラック・ジャックは自然保護団体に一億円を寄付、
熊の住む丘を元通りの緑の丘に戻す工事をしてもらう事にする。
しかし、工事中、邪魔になってしまった熊は、熊牧場に売り飛ばされてしまう…。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月24日(木)


第19話「目には目を」(原作のタイトル「報復」)

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【物語】

日本医師連盟の忠告を無視して、無免許のまま治療を続けていたブラック・ジャック(声、岸田森)は、
とうとう逮捕されてしまう。
その頃、イタリアから、億万長者ボッケリーニが、重傷の息子の手術を依頼してきた。
だが、ブラック・ジャックは逮捕されていて、手術は不可能だった。
ボッケリーニは、その財力に物を言わせて日本政府を動かそうとするが、
日本医師連盟もメンツにかけてブラック・ジャックの釈放を阻止する。
そのために、施術は間に合わず、息子は手遅れとなってしまう。
医師連盟のやり方に怒り狂ったボッケリーニは、報復に出た…。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る






昭和52年11月25日(金)


第20話「ピノコ・ラブストーリー」(最終話)

原 作手塚治虫脚 色佐藤信


【出演】

岸田森(ブラック・ジャック)松島みのり(ピノコ)藤川延也(ケンイチの父)武藤礼子(ケンイチの母)小山茉美(ケンイチ)
劇団こまどりブラックジャックギャング団    


【物語】

ピノコ(声、松島みのり)がラブレターを書いた。
なんとなく気になったブラック・ジャック(声、岸田森)が後をつけてみると、公園で男の子と遊んでいた。
その子が、ブラック・ジャックのもとに急患として運び込まれて来た。
ピノコのボーイフレンドの手術という事で張切ったブラック・ジャックだったが、
この子は内臓が普通の人と逆になっている「内臓全転位症」だった。
簡単な手術のはずなのだが、左右逆転した患部に手術は滞り、ブラック・ジャックは窮地に陥る。


『ブラック・ジャック』エピソード解説へ戻る



































inserted by FC2 system