昭和55年5月11日(日)放映


第1話「甲賀忍法 飛龍昇天」


監 督瀬川昌治脚 本佐々木守


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
辰巳柳太郎(白雲斎)おりも政夫(由利鎌之助)井上望(香織)なべおさみ(穴山小助)浜田光夫(筧十蔵)
鶴田忍(三好為三入道)山本昌平木村満則沖田光一田村裕治
山城政友村田富士夫植村喜八郎小池朝雄(服部半蔵)岸田森(大久保長安)
下元勉(真田昌幸)西村晃(徳川家康)芥川隆行(ナレーター)  


【物語】

関ケ原の合戦が、徳川方の勝利に終わってから5年がたった。
紀州・九度山に蟄居していた真田幸村(川崎麻世)は、
ある日山中で忍術を使う猿飛佐助(太川陽介)という不思議な青年に出会う。
佐助の師匠白雲斎(辰巳柳太郎)は、信州にいた頃、真田家とは主従関係だった。
腕を見込まれて、真田家に誘われた佐助は、師匠の許を離れたくないと断った。
しかし、幸村を襲って来た徳川方の上忍、服部半蔵(小池朝雄)に白雲斎は殺されてしまう。
佐助は、師匠の敵を討つために、幸村の家来に加わった。
その頃、霧隠才蔵(倉田保昭)が、前代未聞の大軍船を徳川が作っているという情報を持ち込んできた。
難攻不落の大坂城を、海から攻め落そうとしていたのだ。
軍船には服部半蔵も関わっていると聞いた佐助は、
ホタル(秋野暢子)正海入道(宍戸錠)と共に軍船を破壊するため、伊豆へと旅立った。



【解説】

多くの登場人物と設定を手際よく紹介する、スピーディーな展開の第一話。
特撮の多用も効果を上げている。
岸田森が演じる大久保長安は、伊豆で作られる大軍船の陣頭指揮に立っている。
徳川家康に全権を任され、使役人にを休ませずに働かせ続ける。
目的のためには手段を選ばない冷酷さを見せ、後を期待させる役柄を岸田森は的確に演じた。
ちなみにサブタイトルの「甲賀忍法 飛龍昇天」とは、佐助の使う竹製のハンググライダーを使っての戦いの事。



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昭和55年5月18日(日)放映


第2話「甲賀忍法 風遁忍び凧」


監 督瀬川昌治脚 本佐々木守



【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
浜田光夫(筧十蔵)おりも政夫(由利鎌之助)井上望(香織)なべおさみ(穴山小助)鶴田忍(三好為三入道)
横山リエ佐藤功倉冨勝士橋本晶子沖田光一
植村喜八郎長谷川吉孝岸本一人中田邦彦福島茂
下元勉(真田昌幸)岸田森(大久保長安)西沢利明小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター)


【物語】

巨大軍船を破壊する旅に出た佐助(太川陽介)清海入道(宍戸錠)ホタル(秋野暢子)の三人は、
徳川方の人夫徴発現場に行き当たる。
そのあまりにも非道なやり方に怒った清海入道は、
一人飛び出して捕らわれてしまい、からくも佐助の忍び凧で救出された。
それも束の間、助けられた人夫に化けた徳川方の忍者の罠にはまり、三人とも捕まってしまう。
それを知った真田幸村(川崎麻世)は、危険を顧みずに出向き、三人と交換に自らが捕虜となる。
三人は、江戸へ護送される幸村を救い出そうと、徳川方の忍者たちを急襲した。



【解説】

大久保長安(岸田森)は、冒頭、服部半蔵(小池朝雄)に、真田家が動き出した事を心配する短いワンシーンのみの登場。
第1話と同じセットでの出演。





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昭和55年5月25日(日)放映


第3話「甲賀忍法 火遁の術」


監 督高瀬昌弘脚 本東條正年


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
浜田光夫(筧十蔵)鶴田忍(三好為三入道)おりも政夫(由利鎌之助)稲吉靖司(金平)長谷川弘(弥蔵)
船渡伸二(安藤多聞)越村公一(銀平)清水康晴(小次郎)雪江由紀(おゆう)吉中六(忍者)
大島光幸(忍者)森岡隆見(忍者)鹿島研(忍者)中瀬博文(忍者)植村喜八郎(忍者)
土橋博行(忍者)山城政友(忍者)小池朝雄(服部半蔵)岸田森(大久保長安)夏木陽介(赤西弾正)
芥川隆行(ナレーター)    


【物語】

佐助(太川陽介)ら三人は、村を守ってくれと村人たちに頼まれる。
豊臣方の名君、赤西弾正(夏木陽介)が野盗となって暴れているという。
とても信じられない真田幸村(川崎麻世)は、徳川方の陰謀かもしれないと考え、
本物の弾正の顔を知ってる霧隠才蔵(倉田保昭)を派遣する。
しかし、弾正は偽者ではなかった。関が原の敗戦で、生き方が代わってしまったのだ。

その頃、真田幸村の館の主力が留守になった事を知った大久保長安(岸田森)は、討伐隊を派遣する。
そして、服部半蔵(小池朝雄)は、佐助たちを村に釘付けにして、真田の屋敷に帰れないようにしてしまう。
佐助たち苦境を知った弾正は、豊臣方の家臣だった頃を思い出し、助けに駆けつけた。




【解説】

岸田森の演じる大久保長安は、二シーンの出演。
服部半蔵から真田屋敷に主力がいないと聞き討伐隊派遣を決める。
どちらのシーンも、巨大軍船の出来栄えに満足しきっている。
こういう演技は、岸田森の独壇場である。短いながらも印象的だ。



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昭和55年6月1日(日)放映


第4話「甲賀忍法 化け返し」


監 督番匠義彰脚 本ジェームス三木、山下六合雄


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
浜田光夫(筧十蔵)おりも政夫(由利鎌之助)井上望(香織)鶴田忍(三好為三入道)なべおさみ(穴山小助)
松本朝夫(中井忠左衛門)北川たか子(腰元 楓)桜井恵美子(夕桐の方)田村のぞみ(腰元 登勢)那須のり子(側室)
小坂生男(侍A)新井一夫(侍B)藤田康之(忍者A)石崎洋光(忍者B)長谷川哲夫(須田俊一郎)
川崎龍介(豊臣秀頼)鷲尾真知子(奥女中 高木)小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター) 


【物語】

一行と別行動を取っていたホタル(秋野暢子)が、服部半蔵(小池朝雄)率いる忍者に捕らえられてしまう。
数日後、大坂城の豊臣秀頼(川崎龍介)の寝所が狙われるという事件が起き、
ホタルの名の入った殺害予告の矢文が打ち込まれた。
真田幸村(川崎麻世)は身辺警護を依頼され、佐助(太川陽介)らと共に大坂城へと乗り込んだ。
その夜、佐助が出会った賊はホタルだった。驚いた佐助は取り逃がしてしまう。 しかし、それは大奥に潜入していた豊臣方の女忍者の変装だった。
佐助はホタルを取り返すために、忍法化け返しを使う。


【解説】

大坂城を舞台にしたエピソード。
軍船のエピソードは冒頭にほんの少し描かれただけで、大久保長安(岸田森)は、このエピソードには登場しない。


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昭和55年6月8日(日)放映


第5話「甲賀忍法 火炎大車輪」


監 督井上昭脚 本高際和雄



【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
なべおさみ(穴山小助)鶴田忍(三好為三入道)おりも政夫(由利鎌之助)小野恵子(志津)三井恒(十兵衛)
門脇三郎(町人)木村満則(忍者)槙村喜八郎(忍者)岡田一男(忍者)土橋博行(忍者)
佐藤勉(忍者)小池朝雄(服部半蔵)岸田森(大久保長安)今井健二(馬頭鉄斎)光丘真理(志乃)
山内明(堀ノ内勘斎)芥川隆行(ナレーター)   


【物語】

堺の町に潜入していた小助(なべおさみ)は、鍛冶職人や花火職人が、同じ時期に相次いで行方不明になる事を知る。
小助の火薬の師匠、堀ノ内勘斎(山内明)もすでに行方不明になっていた。
堀ノ内勘斎は、名人火薬師として知られていたが、十五年前、妻を自分の調合した火薬のために事故死させたという過去があった。
今では、娘志乃(光丘真理)に過去を隠して、あめ屋として町の片隅で静かに暮らしていた。
だが、服部半蔵(小池朝雄)は、娘を人質にして、軍船用の巨大大砲に使う特殊な砲弾を勘斎に造らせる。
その頃、一日も早く師匠の仇、服部半蔵を討とうと、無断で九度山を飛び出した猿飛左助(太川陽介)は、小助と偶然出会う。
話しを聞いた佐助は、九度山から応援にかけつけたホタル(秋野暢子)清海入道(宍戸錠)と共に巨大大砲の破壊へと向かう。


【解説】

岸田森は、冒頭のワンシーンのみの登場。
真田はもはや徳川方に手を出せないという事に喜び続ける服部半蔵(小池朝雄)。
それをいさめた大久保長安(岸田森)は、軍船の武器輸送を依頼する。
小池朝雄の狂ったように喜び続ける演技や、それをいさめるまでの間合いや迫力など、
短いシーンながら両者ともかなり凝った演技のぶつかり合いを見せ、非常に見ごたえがある。



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昭和55年6月22日(日)放映


第6話「巨大軍船の恐怖」


監 督番匠義彰脚 本ジェームス三木、山下六合雄


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
なべおさみ(穴山小助)おりも政夫(由利鎌之助)鶴田忍(三好為三入道)浜田光夫(筧十蔵)江見俊太郎(加藤清正)
夏木順平(村の男)松平健(北条義時)中山仁(北条宗時)滝田栄(伊東祐之)加藤武(大庭景親)
久米明(伊東祐親)湯川勉(小役人A)中林義明(小役人B)明石勤(関所の与力)大貫一孝(下級武士)
鈴木敏彦(警備兵A)小柳昭(警備兵B)松田芳久(警備兵C)田村佑治(忍者A)大道昇(忍者B)
山城政友(忍者C)岸田森(大久保長安)川崎龍介(豊臣秀頼)小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター)


【物語】

巨大軍船が完成したという噂が流れた。
大坂城に呼ばれた真田幸村(川崎麻世)は、見込み違いを責められて切腹を命じられる。
十日間の猶予をもらった幸村は、
佐助(太川陽介)清海入道(宍戸錠)ホタル(秋野暢子)の三人を、軍船の建造場所である伊豆に送り込んだ。
軍船は確かに完成していた。
しかし、あまりにも簡単に軍船を見られた事が腑に落ちない佐助は、再び伊豆に戻りもう一度調べ直した。
そして、佐助は、船が見せかけだけの偽物だと見抜いた。
幸村切腹の時間は、刻一刻と迫っていた。
急いで九度山へ知らせに戻る佐助たちは、その途中半蔵たちに捕らえられてしまう。


【解説】

大久保長安(岸田森)は、「戦わずして勝つ事が、兵法の極意」と偽軍船を仕立て上げる。
その策が図に当たり、豊臣方に動揺が走る。
登場シーンは全部で三シーン。
すべて服部半蔵(小池朝雄)との掛け合いで、最初はいかにも抜け目ない悪者らしく振舞うが、
作戦が失敗したのを見て「半蔵の半は、半人前の半か…」と、嫌味を言う。
これらのシーンを淡々と演じている事で、逆に策士という事が際立っていた。



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昭和55年6月29日(日)放映


第7話「とべ!埋蔵金作戦!」


監 督山崎大助脚 本中村努


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
おりも政夫(由利鎌之助)鶴田忍(三好為三入道)灰地順(衣笠庄兵衛)鈴木慎(石田三成)見城貴信(銀狐三郎)
日高ゆりえ(木賃宿の婆さん)植村喜八郎(服部忍群)岡田一男(服部忍群)土橋博行(服部忍群)岸本一人(服部忍群)
中田邦彦(服部忍群)山城政友(服部忍群)大道昇(服部忍群)田村裕治(服部忍群)岸田森(大久保長安)
小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター)   


【物語】

巨大軍船建造現場では、人夫たちが過酷な労働で倒れ、作業中止という状況になってしまった。
追加資金が必要になった大久保長安(岸田森)に、服部半蔵(小池朝雄)は、豊臣方の埋蔵金を奪おうと持ちかける。
ある日、佐助(太川陽介)は森の中で、忍者に襲われている老人と出会う。
老人の持っていた扇は、西軍の将だった石田三成(鈴木慎)が、真田幸村(川崎麻世)へと残したもので、埋蔵金の隠し地図だった。
扇に描かれていたのは、廃墟となった石田三成の砦だった。
半蔵らの追及をかわし、埋蔵金は無事に見つかる。
しかし、半蔵の敷いた厳重な警戒網のために、佐助たちは身動きが取れなくなってしまう。





【解説】

大久保長安(岸田森)は、人足不足と資金不足という窮地に陥る。
それでも軍船建造をあきらめられない。
今回は、いつもと立場が逆で、
服部半蔵(小池朝雄)が中心になって策略をめぐらせるので、大久保長安は見ているだけである。
そのために、岸田森の登場シーンは多いのだが、あまり目立たない。



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昭和55年7月6日(日)放映


第8話「母君救出作戦 八丁跳び」


監 督山崎大助脚 本岡島宏


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
南風洋子(千賀の方)おもり政夫(由利鎌之助)剣持伴紀(葛城為治)下元勉(真田昌幸)北九州男(溝呂木土竜)
北見治一(一色民部)菅原槙子(農婦)松井良樹(子供)大村千吉(村人)大道昇(服部忍群)
土橋博行(服部忍群)沖田晃一(服部忍群)槙村喜八郎(服部忍群)山城政友(服部忍群)岸本一人(服部忍群)
田村裕治(服部忍群)村田富士夫(服部忍群)長谷川吉孝(服部忍群)小池朝雄(服部半蔵)岸田森(大久保長安)
西村晃(徳川家康)芥川隆行(ナレーター)   


【物語】

真田幸村(川崎麻世)の母、千賀の方(南風洋子)は、足手まといになる事を恐れ、離別して木曽谷に引きこもっていた。
そこに、徳川家康(西村晃)は、一万石の木材を伊豆へ送れという無理難題を下した。
幸村は、母親を助けるために木曽谷へと向かった。
途中、伊賀忍者、溝呂木土竜(北九州男)の襲撃を、霧隠才蔵の助けでかわし、木曽谷に駆けつけた。
一万石の木材集積場を発見した一行は、軍船の材料となる材木を、佐助の甲賀忍法で焼き払う事に成功した。
だが、責任を逃れたい大久保長安(岸田森)と服部半蔵(小池朝雄)は、千賀の方を処刑しようとうする。


【解説】

今回、大久保長安(岸田森)は、徳川家康(西村晃)に呼び出され、服部半蔵(小池朝雄)と三人で策略を練る。
ラスト、長安と半蔵は、千賀の方(南風洋子)を捕らえたが、何故か家康が豹変、一切手出しならないとあっさり放免してしまう。
これは、佐助が隠れて後ろから家康を脅していたからなのだが、
納得のゆかない長安の表情は、このシリーズには珍しくコメディー調だった。
また、家康役西村晃も、ラストでは完全なコメディ演技を見せ、シリーズに少しずつ笑いを組み込もうとしている。



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昭和55年7月13日(日)放映


第9話「御用金作戦 大山津波」


監 督瀬川昌治脚 本加瀬高之


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
おりも政夫(由利鎌之助)井上望(香織)大辻慎吾(山元寺海雲)幸田宗丸(山元寺宗雲)沖田晃一(服部忍群)
田村裕治(服部忍群)山城政友(服部忍群)植村喜八郎(服部忍群)長谷川吉孝(服部忍群)福島茂(服部忍群)
大道昇(服部忍群)岸本一人(服部忍群)中田邦彦(服部忍群)人見きよし(日野屋)岸田森(大久保長安)
小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター)   


【物語】

服部半蔵(小池朝雄)が、豊臣家のお膝元、堺に潜入して、
商人から巨大軍船建設の費用を集めているという情報が九度山にもたらされた。
堺に潜入した佐助(太川陽介)は、現れた服部半蔵(小池朝雄)を激闘の末、辛くも討ち果たし師匠の仇を討った。
その夜、佐助たちは、船積みされる軍資金を奪おうとして罠に落ちそうになる。
霧隠才蔵(倉田保昭)は、蝋を使った精巧な変装手口から、山元寺という忍者を思い出した。
討たれた半蔵も、山元寺の作り出した偽者であった。
佐助は、偽者を見抜けなかった自分の修行の足りなさに落ち込む。
しかし、偶然軍資金輸送のための抜け穴を発見、甲賀忍法大山津波で、単身輸送を阻止する。


【解説】

前回に引き続き、再び軍船製造のための資金調達を描く。
大久保長安(岸田森)は、冒頭、
着々と出来上がる軍船を見ながら、服部半蔵(小池朝雄)と費用の算段するワンシーンのみの出演。



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昭和55年7月20日(日)放映


第10話「大三角帆作戦 回転飛行」


監 督江崎実生脚 本岡島宏


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
谷啓(南海屋舵右衛門)清水康晴(小次郎)井上望(香織)西川敬三郎(馬十)伊尾正子(女中)
沖田晃一(服部忍群)田村裕治(服部忍群)山城政友(服部忍群)植村喜八郎(服部忍群)長谷川吉孝(服部忍群)
福島茂(服部忍群)オスマン・ユスフ(フリストン)新海丈夫(靭甚内)岸田森(大久保長安)芥川隆行(ナレーター)


【物語】

徳川方の巨大軍船建造は着々と進み、大三角帆の設置作業が目前に迫っていた。
その頃、堺にある南海屋に女中と潜入していたホタル(秋野暢子)は、
巨大軍船のキャンバス布を輸送するという情報を得た。
佐助(太川陽介)らは堺へと乗り込み、キャンバス布を焼きはらう事に成功する。
新しいキャンパス布を作るために、大久保長安(岸田森)は、南海屋(谷啓)に布を集めさせる。
その情報を、南海屋は、密かに真田幸村(川崎麻世)に伝えた。
豊臣家からの恩義を忘れてはいなかったのだ。
佐助らは、再び布を焼き払うために堺へと乗り込んだ。
しかし、それは長安の罠だった。
手薄になった九度山の幸村を襲おうとしていたのだ。



【解説】

大久保長安(岸田森)は、今回は三角帆の布を大量に調達するために、自ら堺へと乗り込む。
今回は、半蔵が登場せず、一人で陣頭指揮をとった。
失敗をものともせず、幸村方に情報を流し、手薄になった所を襲おうという冷静な策士ぶりはさすが。
途中、京へ向かったため、最後まで見届けずに退場。結果的に命拾いする。
イスパニア人技術者フリストン(オスマン・ユスフ)のバテレン妖術にも顔色一つ変えず、
スペイン語で挨拶して去ってゆく気障な役作りだった。
途中、フリストンのたどたどしい日本語を受けて顔色一つ変えずに、
「その心よ」とまったく同じ怪しいイントネーションの日本語で返すあたりが、なんとも傑作。



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昭和55年7月27日(日)放映


第11話「甲賀忍法 風神火傘」


監 督瀬川昌治脚 本加瀬高之、瀬川昌治


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
一ノ瀬康子(あやめ)鶴田忍(三好為三入道)岡田美佐子(みどり)梅津栄(奥中源兵衛)和田幾子(お甲)
辻シゲル(ましらの久六)名倉美里(とんぼ)山口譲(役人)高松政雄(番頭)大道昇(服部忍群)
岸本一人(服部忍群)中田邦彦(服部忍群)岸田森(大久保長安)加藤和夫(幻心)田口計(十文字伸隆)
小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター)   


【物語】

巨大軍船建造が、設計ミスで中断された。
設計者、十文字伸隆(田口計)の仕業だった。
どこに細工したのかがわからなければ作業は進まない。
だが、元豊臣家の家臣だった伸隆は、どんなに拷問をかけても口を割らなかった。
それを知った真田幸村(川崎麻世)は、伸隆の救出に佐助(太川陽介)らと共に伊豆へと乗り込んだ。
途中、佐助は旅芸人の姉妹、あやめ(一ノ瀬康子)と、みどり(岡田美佐子)に出会う。
実は、あやめは伸隆の娘で、みどりはそのお付の忍者だった。
そして、旅芸人は服部半蔵(小池朝雄)の派遣した忍者たちで、
父親救出のために、二人は敵と知っていてもぐりこんでいたのだ。
その夜、あやめとみどりに、佐助を討てという命令が下る。
全てを悟った佐助は、二人を助けるためにわざと刺されてしまう…。


【解説】

大久保長安(岸田森)は、軍船建造中断のために窮地に陥った。
しかし、全然あわてずに、どこに細工をしたのかを探ろうと、拷問や祈祷などを使って粛々と秘密を暴いてゆく。
あせりの色を全く見せずに、この探求を「自分の生死にかかわっている」と言い切る、クールな悪役ぶりを見せた。
クライマックスは、佐助(太川陽介)の甲賀忍法、風神火傘に襲われて服部半蔵(小池朝雄)と共に絶命。
しかし、それは半蔵得意の変装術で造られた偽者で、自分たちは九死に一生を得た。



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昭和55年8月3日(日)放映


第12話「甲賀忍法 火炎襖」


監 督高瀬昌弘脚 本中村勝行


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
井上望(香織)矢沢杏子(以弥)鶴田忍(三好為三入道)氷室浩二(弥助)永谷悟一(由削十左衛門)
藤田直人(仁吉)倉富勝士(陶工A)近江信行(陶工B)大道昇(服部忍群)岸本一人(服部忍群)
中田邦彦(服部忍群)沖田晃一(服部忍群)田村裕治(服部忍群)福島茂(服部忍群)岸田森(大久保長安)
井上昭文(源次)小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター)  


【物語】

佐助(太川陽介)は、野盗の源次(井上昭文)一味に襲われて瀕死の重傷を負った旅人に出会った。
旅人は、美濃地獄谷から来た、奥州藤原由削一族の末裔だった。
由削一族は、藤原氏の黄金の鶏を隠しているという言い伝えがある一族である。
その事を知った服部半蔵(小池朝雄)は、野盗の源次を地獄谷へと向かわせ、由削一族を皆殺しにしてしまう。
一方、黄金が徳川方の手に渡らないように地獄谷へと向かった佐助たちは、
殺された一族の生き残り以弥(矢沢杏子)を真田屋敷に保護する。
まだ、半蔵たちは黄金を入手していないと考えた真田幸村は、半蔵たちを出し抜き、囮を仕立てて罠をかける。
失敗に怒り狂った半蔵は、以弥を拉致、真田幸村(川崎麻世)に黄金を渡せと脅迫してくる。



【解説】

軍船の建造は順調に進むが、真田幸村(川崎麻世)たちがいる限り安泰ではない。
早く軍船を仕上げるために金を調達したい大久保長安(岸田森)と、真田を倒す事に固執する服部半蔵(小池朝雄)は、
これまでの主従ぶりが嘘のように対立してしまう。
長安は、由削一族を皆殺しにした半蔵のやり方を厳しく非難。
ラスト、真田幸村に出し抜かれたと知り、怒りに言葉も出ない。
三シーンのあまり長くない登場だが、ラストでは、涙を滲ませながらの、印象的な悔しがり方で場をさらった。
短い出番でも、岸田森は手を抜いていない。



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昭和55年8月10日(日)放映


第13話「甲賀忍法 人間戦車」


監 督高瀬昌弘脚 本竹内日出男


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
なべおさみ(穴山小助)伊藤めぐみ(アザミ)井上望(香織)村田富士夫(服部忍群)植村喜八郎(服部忍群)
山城政友(服部忍群)大道昇(服部忍群)岸本一人(服部忍群)中田邦彦(服部忍群)沖田晃一(服部忍群)
田村裕治(服部忍群)福島茂(服部忍群)岸田森(大久保長安)西田良(般若院黒兵衛)小池朝雄(服部半蔵)
芥川隆行(ナレーター)    


【物語】

大久保長安(岸田森)は、大坂の近くの、雑賀崎を弾薬補給基地にしようとしていた。
服部半蔵(小池朝雄)は、佐助(太川陽介)たちをおびき寄せるために噂をまき、
凄腕のくの一アザミ(伊藤めぐみ)を差し向けた。
雑賀崎にやって来た佐助ら三人は、弾薬庫建設のために村人が追い立てられている現場に出くわす。
そこで佐助は、生き別れた母と同じ子守唄を唄う女の村人と出会う。
その夜、佐助は母親の夢を見て動揺する。
それは、夢を自由に操る事が出きるアザミの仕業だった。
アザミは、ホタル(秋野暢子)の生き別れた姉だった。
正体を知ったホタルは、アザミを斬る事は出来なかった。
だが、アザミも、ホタルを見て情に流されていた。
それを見た半蔵は、くの一としての利用価値がないと判断、
アザミを捕らえて弾薬庫に幽閉し、佐助たちがすぐに爆破できないようにした。



【解説】

大久保長安(岸田森)は、佐助(太川陽介)たちがいるために安心できない。
服部半蔵(小池朝雄)は、長安を安心させようと、凄腕くの一のアザミ(伊藤めぐみ)に、夢を操作させる。
そのデモンストレーションで、自らのために自害してしまった母親の夢を見た長安は、激しく動揺する。
今回は、自信たっぷりの服部半蔵に対して、終始落ち着かない様子で演じている。
ラストには、佐助の忍法、人間戦車に追い回されて這々の体で退却。
あわてて退却中に「勝負は又の日だ」と佐助に叫ぶ半蔵に向かって
「気取ってる場合ではないぞ」と、たしなめているのが面白かった。



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昭和55年8月24日(日)放映


第14話「甲賀忍法 火遁紅蓮陣」


監 督瀬川昌治脚 本佐々木守


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
浜田光夫(筧十蔵)井上望(香織)なべおさみ(穴山小助)大道昇(服部忍群)岸本一人(服部忍群)
中田邦彦(服部忍群)沖田晃一(服部忍群)田村裕治(服部忍群)福島茂(服部忍群)村田富士夫(服部忍群)
植村喜八郎(服部忍群)山城政友(服部忍群)工藤堅太郎(霧の多三郎)堀田秀康(佐助 少年時代)吉田豊明(霞の十兵衛)
小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター)   


【物語】

あと一月で巨大軍船が完成するというのに、
服部半蔵(小池朝雄)は真田幸村(川崎麻世)たち一党に、まったく手が出なかった。
そんな時、甲賀のはぐれ忍者、霧の多三郎(工藤堅太郎)が名乗りをあげ、真田屋敷内部にもぐりこんだ。
多三郎は、佐助(太川陽介)の兄弟子にあたる忍者。
わざと襲撃させた半蔵の部下を二十人近くも斬って、佐助たちを信用させた。
しかし、霧隠才蔵(倉田保昭)は、腑に落ちないものを感じていた。
そしてある夜、忍者が幸村の寝所を襲うという事件が起き、才蔵は多三郎が半蔵の息がかかっていると確信する。
才蔵は一計を案じ、佐助を幸村の身代わりにして、屋敷を手薄にした。
そこに襲撃して来たのは、多三郎だった。
佐助は、兄弟子の裏切りが信じられなかった。



【解説】

兄弟子と戦わなければならなくなる佐助(太川陽介)の悲劇を描いた作品。
襲撃後の後片付けという、あまれ描かれる事のないシーンが多い珍しいエピソード。
この回には、岸田森は登場しない。



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昭和55年8月31日(日)放映


第15話「甲賀忍法 人鷲」


監 督池広一夫脚 本佐藤繁子


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
浜田光夫(筧十蔵)鶴田忍(三好為三入道)なべおさみ(穴山小助)上月左知子(おゆう)沼田爆(山城刑部)
村地弘美(篝)久保田鉄男(武士)田村のぞみ(村娘)佐野裕子(村娘)沖田晃一(服部忍群)
田村裕治(服部忍群)福島茂(服部忍群)村田富士夫(服部忍群)植村喜八郎(服部忍群)山城政友(服部忍群)
岸田森(大久保長安)木村元(百鬼)小池朝雄(服部半蔵)芥川隆行(ナレーター) 


【物語】

真田幸村(川崎麻世)をおびき出そうと、
服部半蔵(小池朝雄)は九度山付近の若い娘達を、水神の生贄にするために狩り集め出した。
佐助(太川陽介)は、それが罠と知りつつ娘達を救出した。
だが、親兄弟の事を考えた娘たちは、役人がいなくなっても誰一人家に帰らない。
釈然としない佐助は、茶屋で爆発に巻き込まれた母子を助け、真田屋敷に連れ帰る。
母子は、半蔵の送り込んだ草の物だった。
しかも、娘、篝(村地弘美)の疑惑を晴らそうと、母(上月佐知子)は、自ら命を落す。
篝は、佐助たちの優しさに触れ、悲惨な犠牲の続く戦いの、本当の意義がわからなくなってしまい悩む。



【解説】

大久保長安(岸田森)は、冒頭のワンシーンのみの出演。
軍船があと少しで完成するのに、真田が全く動かないのを不気味がり、
服部半蔵(小池朝雄)に真田幸村(川崎麻世)を殺せと命じる。
岸田森は、たたみかけるような間合いで半蔵を問い詰め、焦りを表現する演技を見せていた。



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昭和55年9月21日(日)放映


第16話「甲賀忍法 噴射火龍」


監 督番匠義彰脚 本岡島宏


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
浜田光夫(筧十蔵)おりも政夫(由利鎌之助)鶴田忍(三好為三入道)なべおさみ(穴山小助)鈴木慎(藤波丈伯)
狩野勝彦(武士)大道昇(服部忍群)岸本一人(服部忍群)中田邦彦(服部忍群)沖田晃一(服部忍群)
田村裕治(服部忍群)福島茂(服部忍群)小池朝雄(服部半蔵)小林昭二(加賀見幽斉)長谷川哲夫(大野修理)
下元勉(真田昌幸)左幸子(淀君)芥川隆行(ナレーター)  


【物語】

巨大軍船は、完成間近だった。
大坂城での攻防が間近に迫っていると考えた淀君(左幸子)は、
九度山で病に臥せている真田昌幸(下元勉)に助けを求めた。
真田昌幸、幸村(川崎麻世)父子は、服部半蔵(小池朝雄)の攻撃をかわし、大坂城へと入った。
昌幸は淀君に、大坂城外に打って出て徳川軍と戦う事を提案する。
しかし、半蔵と通じている新規召抱えの軍師、加賀見幽斉(小林昭二)は、不利な篭城作戦を提案する。
そして、受け入れられないと見るや、幽斉は秀吉の幽霊に化け、強引に、篭城戦を決断させてしまう。
がっかりする昌幸だったが、それでも大阪城に出丸を築いて、少しでも有利に戦おうという作戦をたてる。
その時、服部忍群が襲来、昌幸が犠牲になってしまう。
佐助(太川陽介)は、まだ未完成の噴射火龍で、服部忍群に向かって飛び立った。



【解説】

開戦間際の大坂城を舞台にしたエピソード。
老獪な徳川家康は、完成間近の軍船の威力で、豊臣家に無理難題を押し付けてきたために、両者の間に緊張感が高まってくる。
大久保長安(岸田森)は、この回には登場しない。



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昭和55年10月5日(日)放映


第17話「佐助よ!永遠に…」(最終回)


監 督番匠義彰脚 本岡島宏


【出演】

太川陽介(猿飛佐助)宍戸錠(三好清海入道)秋野暢子(ホタル)倉田保昭(霧隠才蔵)川崎麻世(真田幸村)
浜田光夫(筧十蔵)おりも政夫(由利鎌之助)鶴田忍(三好為三入道)井上望(香織)なべおさみ(穴山小助)
片岡五郎(小室弥太夫)久木念(福島正則)沖田晃一(服部忍群)田村裕治(服部忍群)福島茂(服部忍群)
小池朝雄(服部半蔵)長谷川哲夫(大野修理)川崎龍介(豊臣秀頼)岸田森(大久保長安)西村晃(徳川家康)
芥川隆行(ナレーター)    


【物語】

徳川方が建造していた巨大軍船がついに完成、天下丸と命名された。
船の偉容に恐れをなした大名たちは、続々と降伏してゆく。
徳川家康(西村晃)は、大阪城に威嚇砲撃を行い、
豊臣秀頼(川崎龍介)を江戸城へ人質によこせという手紙を送りつけてきた。
真田幸村(川崎麻世)は、配下の忍者たちに巨大軍船破壊を命じる。
しかし、服部半蔵(小池朝雄)の鉄壁の守りに阻まれて、作戦は次々に失敗した。
佐助(太川陽介)は、亀をヒントにした水中船を建造、甲賀忍法潜水亀甲でついに巨大軍船爆破に成功した。
一時の平和が訪れた。
しかし、家康が、二十万の大軍を率いて大坂に向かったとの情報がもたらされた。
いかも、船と共に沈んだと思われていた服部半蔵は生きていた。
佐助は、服部半蔵に果たし状を送り、一対一の決闘に挑んだ。





【解説】

ついに軍船が完成する。
大久保長安(岸田森)は、嬉しさを隠せないが、
乗船してきた徳川家康(西村晃)が過激な命令をどんどん下すので、気が気ではない。
だが、権力を行使できるのは嬉しいという管理職的な立場での登場。
佐助(太川陽介)により爆破された天下丸と運命を共にする。
献上された酒を飲みすぎてフラフラするという役作りがいかにも岸田森らしい。
出番は多いのだが、家康に使われる立場なので、意外に目立たない。



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