【記事・インタビュー】





インタビュー

「続・男の特集 頼れる男の心のうち」
水谷豊/甦る・傷だらけの天使」




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「若い女性」昭和52 1977年6月号(講談社)掲載 
P178〜P179(2ページ)単色


【解説】

女性向け雑誌「若い女性」昭和52年 19776月号に掲載された「続・男の特集 頼れる男の心のうち」という特集で、
岸田森が水谷豊の事に関して語った事を聞き書きでまとめたもの。
特集の趣旨は「男が語る男の心うち。女性にとって、本当に頼れる男っていうのは、男が惚れることのできる男なのかもしれない。」という事で、
水谷豊を語る岸田森以外にも、タモリが語る清水健太郎、岡崎二朗が語る藤竜也が特集されている。
いきなり酒の話が始まっているのが、いかにも岸田森らしい出だしだ。
水谷豊の演技を評して、岸田森は「主役を演じ切れる数少ないスターのひとり」「まさに、天才です。」と褒めちぎっている。
そして、水谷豊が常に外へ向かって演技をぶつけてゆくのにくらべて、
自分は「内へ内へと演技がめりこんでいく」ので、主役の演技ではないと、冷静な自己分析も見せている。
締めくくりは、「兄貴、兄貴と慕ってくれるユタカがかわいくてしょうがないんですよ」と語る。
特集の趣旨にもかかわらず、岸田森の演技論が垣間見られる貴重なインタビューだ。




関連作品

水谷豊

鬼輪番(昭和49年1974
傷だらけの天使 全26話(昭和49年1974
影同心U 第24話「そして影は去った!!」(最終話)(昭和51年1976
CM演出 「S&Bスナックチップ」(昭和52年1977
CM企画「S&B」スナックトースト野球篇」(昭和53年1978
CM企画S&Bスナックトースト 外野フライ篇(昭和54年1979
熱中時代(第2部) 第3話「早くも恐怖の通信簿」(昭和55年1980








エッセイ

NEW LIFE「蝶」




「週刊文春」昭和52 1977年12月8日号 
P72(1ページ)単色刷り


【解説】

週刊文春に掲載されていた、「NEW LIFE ニュー・ライフ」のコーナーで、
岸田森が蝶の趣味を語ったエッセイ。
蝶に対する愛情がにじみ出ている小文で、
小学校の時に作った標本を先生に褒められて以来病み付きになってしまい、
今では1万6千頭(蝶は羽≠ナはなく頭=jにも達しているということが書かれている。
蝶と、形は似ている蛾を「正反対の生き物」と断じているのが面白い。
「ガは世の中にいちゃいけない、醜い存在」で、「軽蔑の対象でしかない」のだそうだ。
役柄では、好き嫌いなく色々な役をこなしてきた岸田森が、
趣味の話になると、全く違った一面を見せる事が興味深い。
一通り自分の蝶談義を語った後、「チョウは、女である。」と締めくくっている。
岸田森のチョウに対する考えがストレートにわかる、貴重な文章だ。




関連作品

エッセイ 有名人の旅プラス・アルファ「片眼で蝶を追う」 (昭和44年1969
エッセイ 「日月潭(りゅうえんたん)の夕焼け」  (昭和44年1969
雑誌記事「凝ってます 岸田森=蝶」  (昭和48年1973
新聞記事 「ズームアップ 岸(きし)田森(だしん) チョウ収集家」 (昭和49年1974
新聞記事「こんな時 こんな服 チョウを追う 岸田森さん(俳優)」 (昭和49年1974
新聞記事「超≠ェつくチョウ狂い 飛行機で東南アジアへ 岸田森」 (昭和49年1974
「忘れられない 八重山諸島 岸田森(俳優)」(昭和56年1981
雑誌記事 「ワイド特集 ホントの自分はどっち? 趣味の世界に魅せられて生きるもうひとりの私
岸田森・蝶コレクション 「役者はアルバイトでやってるんです」
(昭和57年1982

野生ふれあいの旅(昭和56年1981
野生ふれあいの旅 (昭和57年1982


























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