【その他】




「怪獣供養祭」司会


東京/二子玉川園にて開催昭和48年4月22日(日)
  


【解説】

円谷プロダクションの諸作品で、ヒーロー達が倒した怪獣達の
供養を行うために行われたイベントの司会を岸田森が担当した。
この時期、円谷プロダクションの前社長、円谷一が急逝したり、
スタッフたちが火薬で危険な目に会うなどのトラブルが続発したために、
お払いを計画した事が発端で、このような大掛かりな供養祭となってしまったという。

東京、二子玉川園では、
ゴールデンウィークをはさんで「ウルトラ怪獣大行進」というイベントを開いており、
供養祭は、その一環として行われ、2,000人の親子連れを集めた。

内容は、ウルトラマンらヒーロー達が黒いリボンのかかった怪獣のパネルを持って入場。
円谷皐社長と、全国の子供たちの代表の、怪獣を送る言葉、ヒーロー達の献花と続く。
その後、ディキシーランドジャズバンドを先頭に、
壊れた怪獣のオモチャがつまった棺桶が二つ、ヒーロー達によって怪獣の碑まで運ばれた。
この怪獣の碑は「世界で唯一の」碑で、
毎年4月の第3日曜日を「怪獣の日」として催し物を行う予定だったが、
二子玉川園自体が残念ながら閉園してしまい、今は何処にあるのかわからない。

司会に担ぎ出された岸田森は、「おごそかな顔をしているから」と口説かれ、
ファイヤーマンの水島博士の扮装で司会を務めた。
供養の終わった後は子供たちからの握手攻めで
「子供と遊んで仕事になるなんて、こんなにいいことはないスね」とニコニコしていたという。


関連作品

円谷プロ作品

怪奇大作戦 全26話 (昭和43年1968
帰ってきたウルトラマン 1話〜37話(昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン(映画) (昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖 (昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン 第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」(脚本) (昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン 次郎くん怪獣にのる (昭和47年1972
ウルトラマンA 全52話 (昭和47年1972
ファイヤーマン 全30話 (昭和48年1973
ファイヤーマン 第12話「地球はロボットの墓場」(脚本) (昭和48年1973
恐竜戦隊コセイドン 第29話「コセイドン緊急出動 果しなき戦い」(昭和54年1979
土曜ワイド劇場「白い手美しい手 呪いの手」(昭和54年1979
土曜ワイド劇場 「怨霊!あざ笑う人形 危険な未亡人」(昭和55年1980
土曜ワイド劇場「怪奇!金色の眼の少女」 (昭和55年1980
火曜サスペンス劇場「乱れからくり ねじ屋敷連続殺人事件」 (昭和57年1982
火曜サスペンス劇場 「可愛い悪魔」(昭和57年1982
ウルトラマンA「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」(平成元年1989

「リメンバー!!怪奇大作戦 岸田森・昼下がりのインタビュー!!」(昭和54年1979
空想特撮の名バイプレイヤー 岸田森インタビュー(昭和54年1979




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