【テレビ作品】


昭和43年1月19日(日)放映


ザ・ガードマン

第146話「俺の鎖をといてくれ」


TBSテレビ 
21時30分〜22時30分(60分)白黒作品
監 督宮下泰彦脚 本石森史郎


【出演】

岸田森(松宮)佐々木愛(千代子)井上昭文(笠間)瀬良明椎名勝巳
高角宏暁岩本多代奥野匡藤田啓二田中勝
橋本晴子荒瀬友孝宇津井健(高倉キャップ)藤巻潤(清水隊員)神山繁(榊隊員)
稲葉義男(吉田隊員)中条静夫(小森隊員)倉石功(杉井隊員)川津祐介(荒木隊員) 


【物語】


警備中の清水(藤巻潤)は、ビル荒らしの目つぶしにあって、失明の危機に見舞われた。
犯人の笠間(井上昭文)一味は、逃走した後、次の犯罪を計画。
富士急ハイランドに潜伏する。
そこには、現金出納係として松宮(岸田森)が働いていた。
松宮は、以前笠間たちの仲間だったが、
今は足を洗ってフィアンセの千代子(佐々木愛)と共に、幸せに生活している。
松宮に気づいた笠間は、過去をバラすと脅し、松宮を無理やり仲間に引き込んだ。
一方、富士急ハイランドに集結したガードマンたちは、松宮の行動が怪しいとマークする。


【解説】


実在の会社、日本警備保障をモデルにした東京パトロール社で、
高倉キャップ(宇津井健)のもとに活躍する7人のガードマン達の活躍を描くテレビシリーズ。
当時、アメリカから上陸したばかりの警備保障会社に目をつけ、
「ガードマン」という和製英語を日本中にはやらせた。
野添和子という女性プロデューサーが製作したこともあって、視聴者の60パーセントが女性だったという。
アクションはテレビシリーズとしては本格的で、
ドラマ界初の大掛かりな海外ロケも話題を呼び、高視聴率を記録した。
昭和40年1965 4月9日から昭和46年1971 12月24日まで、全350回放映。
もう一度昭和46年1971
岸田森がゲスト出演する。
大映テレビ室制作。



【岸田森の役】

松宮

笠間たちの仲間として以前はギャングの一員だったが、
現在は足を洗って富士急ハイランドの現金出納係となっている。
しかし、昔の仲間に脅され、仕方なく現金強奪の手助けをする羽目になってしまう。
戦災孤児だった松宮は、ギャングの首領、笠間に育てられたという恩義があり、
犯罪を手伝っていたが、四年前に嫌気がさして逃亡していたのだ。
恋人を誘拐され身動きが取れなかったが、
それでもガードマンたちに犯行計画を打ち明け、自分の力で過去の鎖を断ち切る。
苦悩する若者という、この時期の、岸田森のイメージを色濃く反映した役。
全編苦悩する表情が印象的な役作りだった。



関連作品

ザ・ガードマン

ザ・カードマン  第327話「セックス解放の海!真夏の殺人」 (昭和46年1971

秘密指令883(ハヤミ) 第17話「栄光の甘い香り」(昭和43年1968
24時間の男  第2話「ボクサーと五円玉」 (昭和47年1972









昭和43年2月6日(火)放映


秘密指令883(ハヤミ)

第17話「栄光の甘い香り」



フジテレビ 
20時00分〜20時56分(56分)白黒作品
監 督宮下泰彦脚 本吉岡道夫


【出演】

川口浩(速水四郎)本郷功次郎(野津隼人)山下洵一郎(白戸譲二)加藤武(野口先生)力石勝彦(蒲生達夫)
岸田森(青江俊司)山東昭子磯部玉枝(江尻紀子)内田朝雄(五代圭介)三条美紀
森健二(江尻社長)春日章良宮口二朗仲村隆隅田一男
中田勉橋本力大庭健二河島尚美大川千恵子
大平透(ナレーター)    


【物語】


江尻硝子は、株の買占めで揺れていた。
その陰には、乗っ取り屋として悪名高い五代(内田朝雄)が暗躍しているらしい。
社の運命を心配する江尻社長(森健二)の元に、一人娘の紀子(磯部玉枝)を誘拐したという脅迫電話があった。
偶然、事件に巻き込まれた速水(川口浩)たちシークレットマンは、調査に乗り出す。
速水は、社長秘書の青江(岸田森)が怪しいと睨みマークを続ける事にした。
青江は、社長からは絶大な信頼を得ていたが、
恋仲だった紀子との結婚は反対され、無理やり分かれたばかりだった…。


【解説】


警察最高首脳より秘密指令を受け、あらゆる悪に挑戦する
「速見グループ」の五人の調査官たち、シークレットマンの活躍を描く、大映テレビ室製作のアクションテレビシリーズ。
当時大ヒットしていた、同社製作の「ザ・ガードマン」(昭和40年1965〜46年1971)に、
スパイ映画のテイストを盛り込んだ構成。
番組で特注した、三つ揃いのスーツスタイルが特徴的だった。
ただし、視聴率的には苦戦、全19話の放映で終了してしまう。



【岸田森の役】

青江俊司

江尻硝子の社長秘書。
あらゆる機会をとらえて成り上がろうとする、出世しか頭にない利己主義者。
社長の一人娘紀子(磯部玉枝)と、出世のために恋仲になるが、結婚を許されない。
しかし、結婚から潔く手を引いたために、逆に社長からは絶大な信頼を得ている。
株買占め騒動に便乗して、紀子を誘拐。
社長の持つ株を全て手に入れようという計画を立てるが、
シークレットマンたちの活躍で阻止されてしまい、全てを失って破滅する。
前半の誠実な秘書から、中盤以降の裏のある役への切り替えが見事。
狂ったように絶叫するラストシーンが印象的だ。



関連作品

ザ・ガードマン

ザ・ガードマン 第146話「俺の鎖をといてくれ」(昭和43年1968
ザ・カードマン  第327話「セックス解放の海!真夏の殺人」 (昭和46年1971

24時間の男  第2話「ボクサーと五円玉」 (昭和47年1972









昭和43年年3月6日(水)放映


時代活劇シリーズ 風

第22話「地獄の沙汰」



TBSテレビ 
20時00分〜20時56分(56分)白黒作品
監 督井沢雅彦脚 本宮川一郎


【出演】

栗塚旭(風の新十郎)土田早苗(かがり)小林昭二(相川左近)工藤堅太郎(村次)岸田森(貞吉)
青柳美枝子(お秋)吉田義夫(藤兵ヱ)梅津栄(伝造)南祐輔(權十郎)高橋正夫(町奉行)
加賀邦男(阿部伊勢守)皆川和子(おそで)小倉徳七(捨吉)市川祐二(悪臣)宗府徹
大東俊治(吉)    


【物語】


水野忠邦の失脚を狙う老中、阿部伊勢守(加賀邦男)は、
両替商信濃屋藤兵ヱ(吉田義夫)を使って、ニセ小判を氾濫させ、経済を混乱させようとしていた。
ある日、風の新十郎(栗塚旭)の信玄袋が、
ニセ小判の入った信玄袋に誤ってすり替えられてしまった。
本来の持ち主、吉(大東俊治)は殺され、風に知らされた同心左近(小林昭二)は調査に乗り出す。
新十郎の噂を聞いた町奉行、鳥居甲斐守(高橋正夫)は、
ニセ小判を使った小唄の師匠、お秋(青柳美枝子)の許に新十郎を入門させ、真相を探らせた。
お秋は、藤兵ヱの情婦で、ニセ小判作りの一味だった。
一味から信用された新十郎は、用心棒としてもぐりこみ、
軟禁されていた三人の彫金師を無事に逃がそうとする。


【解説】


天保の大飢饉のころに活躍した自由人、風の新十郎(栗塚旭)が、
くの一かがり(土田早苗)や江戸北町奉行所同心、相川左近(小林昭二)らと共に悪に敢然と立ち向かってゆく。
当時『新選組血風録』(昭和40年1965〜41年1966)『俺は用心棒』(昭和42年1967)などで人気絶頂だった栗塚旭を、
TBSが、東映から引き抜いて松竹で制作したシリーズ。
高視聴率番組『銭形平次』(フジテレビ)の裏番組として放映、全41話も放映される健闘ぶりを見せた。
TBSからは実相寺昭雄や飯島敏宏らが参加、
今までの時代劇とは一味違う凝った絵作りの作品を送り出している。


【岸田森の役】

貞吉

ニセ小判を作る彫金職人の一人。
世の中を斜に見て、楽しんで偽小判を作っているように見せかけて、
実は冷静に状況を判断、脱出用の穴を密かに掘っていた。
元は浪人。
信濃屋に金を借りて利息が払えなくなってしまい、
彫金の腕を持っていた事からニセ小判を作るようになる。
そのために、信濃屋を憎んでいる。








昭和43年3月21日(木)放映


野次馬が行く

第25話「あっぱれ!かけおち者」



NETテレビ 
20時00分〜20時56分(56分)白黒作品
監 督伊藤勇脚 本森田新


【出演】

松方弘樹(広さん)里見浩太郎(公さん)浅野順子(おえい)岸田森皆川和子
多々良純    


【物語】


広さん(松方弘樹)たち一行は、
同名の駆け落ち者と間違えられ、さんざんな目にあう。
なんとか難を逃れた一行は、本物の駆け落ち者と出会った。
事情を聞くと、この駆け落ちには深い訳があった…。


【解説】


さる大名の十一男坊だった広さん(松方弘樹)と、
大成を約束されていた役者の公さん(里見浩太郎)、
そして金持ちの親元を離れて旅に出たお茶目な娘おえい(浅野順子)の三人が、
野次馬根性旺盛に、勝手気ままな旅を続ける青春道中記。
松方弘樹が、久しぶりに時代劇に出演した事が、当時話題になっていた。

当時、同じNETで放映されていた『素浪人月影兵庫』(昭和401965〜43年1968)の兄弟篇として製作されている。
両作品とも、自由気ままな浪人を主人公にしたシリーズだ。
裏番組が『三匹の侍』(昭和381963〜44年1969)という人気番組だったために視聴率的には苦戦、全26話で終了する。
余談だが、この当時はテレビ時代劇が全盛で、一週間の放映本数が二十本を超えていた。

岸田森の役は、多分駆け落ち者の役だと思われる。役名は不明。








昭和43年3月27日(水)放映


銭形平次

第100話「隠密有情」



フジテレビ 
20時00分〜20時56分(56分)白黒作品
監 督佐々木康原 作野村胡堂脚 本飛鳥ひろし


【出演】

大川橋蔵(銭形平次)八千草薫(お静)林家珍平(八五郎)岸田森(結城新十郎)渚健二(文二)
藤田淑子(お咲)園佳也子(お民)丘路干(金丸一心)出水憲司(鬼塚刑部)大河内宏太郎(寺男)
矢野幸男(居酒屋)弥永和子(お仲)富永佳代子(子供の母親)遠藤辰雄(万七)池信一(清吉)
神戸瓢介(爲吉)黒川弥太郎(笹野新三郎)   


【物語】


大工の新造(岸田森)の女房、お仲(弥永和子)が自殺した。
平次(大川橋蔵)は残された魔よけの刃物が隠密用と知り、新造に疑問を持つ。
新造は、公儀の情報を探るべく江戸に出てきて大工に変装、
身分を隠すためにやむを得ず、偽名を使ってお仲を妻にしたが、
日が経つうちに本当に惚れてしまったのだった。
そして、隠密の役目が終わり、紀州に帰らなくてはならず別れを告げ一人家を出るが、
その時絶望したお仲が自らを刺して自殺を図ってしまったのだ。


【解説】


東映の美男スター、大川橋蔵のテレビ初主演作品。
恋女房・お静(八千草薫)と共に神田明神下に住む、庶民の味方の岡っ引き平次親分が、
十手さばきと投げ銭で悪を倒す痛快時代劇。
この当時は常時視聴率30パーセントを誇る人気時代劇で、全888話という長寿番組になる。

このエピソードで、始めて京都の撮影所に行った岸田森は、
「京都には行きたくて行きたくてしょうがなかったんです。初めて京都に呼んでもらって…」と、非常に喜んでいたという。
ちなみにこの次の週に放映された第101話「翡翠を持つ女」のゲストは、
当時岸田森の妻だった悠木千帆(現・樹木希林)だった。


【岸田森の役】

結城新十郎

紀州の隠密。
本来は隠密ではなかったが、縄脱けの術が得意のため、この任務だけに抜擢された。
身分を隠すために新造と名乗りお仲(弥永和子)と結婚したが、
任務が終り別れる時に、彼女に自害されてしまう。
そのため隠密を抜けることを決心、出奔した。
その途中、子供を救おうとして鉄格子のはまった井戸の底に、得意の縄脱けで救出に向かうが、
崩壊した土の下敷きになり死亡する。
ゲスト主役として、かなり目立つ役だった。








昭和43年5月9日(木)放映


NHK劇場「風が寒い」

NHK総合 
21時40分〜22時30分(50分)白黒作品
演 出田畑繁笹沢佐保


【出演】

中原ひとみ(絹江)香山美子(冴子)大塚国夫(達也)岸田森(トレンチの男)西朱美(友子)
柳谷寛(警官)前沢迪雄(作業員)   


【物語】


軽井沢で、鬼頭良平が心中自殺する。
妻の絹江(中原ひとみ)は、夫が自分の見知らぬ女と心中した事に動揺した。
絹江は、従兄の達也(大塚国夫)と共に軽井沢に急ぐ。
達也は、密かに絹江を愛しており、この心中事件を内心では喜んでいた。
軽井沢には夕方に到着したために、遺体確認は翌朝に持ちこされることになり、二人は宿泊のためにロッヂへと向かう。
しかし、そこには悲しみに沈んだ冴子(香山美子)という女がいた。
冴子は、自殺した良平の恋人だという。
あまりの事に、絹江は混乱した。
絹江の夫は、入り婿のために家庭では虐げられていた。
また、冴子の恋人も産業スパイの疑いをかけられて家出したという。
話を聞くと、どちらが自殺しても不思議はない状況だ。
絹江と冴子は、どちらも心中した男が、自分の知っている良平ではないと言い放つ…。


【解説】


高度成長時代といわれる昭和40年代に、
人間関係と愛を扱ったNHK劇場の中の一本。
謎めいた心中事件を巡って、二人の女が極限まで追い詰められてゆく様子を描く
笹沢佐保作のサスペンスストーリー。


【岸田森の役】

トレンチコートの男








昭和43年9月15日(日)〜昭和44年3月9日(日)放映


怪奇大作戦

全26話



TBSテレビ毎週日曜日放映
19時00分〜19時30分(30分)カラー作品


【出演】

勝呂誉(三沢京助)岸田森(牧史郎)原保美(的矢忠)松山省二(野村洋)小橋玲子(小川さおり)
中島洋小林昭二(町田警部)   


【解説】


科学調査研究所(SRI)のメンバーが、
警察の解決出来ない怪事件を、優れた科学力を駆使して解決する、
一話完結の円谷プロダクション製作、怪奇犯罪ドラマ。
空想特撮シリーズ『ウルトラセブン』(昭和42年1967)の後番組として放映された。
『ゲゲゲの鬼太郎』『バンパイヤ』『妖怪人間ベム』などの、妖怪ブームに影響されての製作。
今までの空想特撮シリーズとは違い、ヒーローのいない人間ドラマ中心で制作された。
子供番組とは思えない本格的なテーマを扱った作品が多く、
いまやカルト作品として名声を博している。
特に実相寺昭雄監督の4作品は、円谷プロダクション製作作品の、一つの頂点を極めていると言っても過言ではない。

出演者は、
正義感で直情型の三沢京助(勝呂誉)、
科学担当の牧史郎(岸田森)、
三沢の後輩野村洋(松山省二)、
所長の的矢忠(原保美)、
紅一点の小川さおり(小橋玲子)、
そしてSRIに事件の捜査を依頼する警視庁の町田警部(小林昭二)。


【岸田森の役】

牧史郎

SRIの科学者役でレギュラー出演。
この科学者役があまりにも見事だったため、
始めは主役ではなかったのだが、後半では番組で中心的な活躍をすることになる。
晩年まで関わることになる円谷プロダクションに初出演。
また、この作品で出会った実相寺昭雄監督は、
後の岸田森の演技に多大な影響を与えてゆく事になる。



関連作品

円谷プロ作品

帰ってきたウルトラマン 1話〜37話(昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン(映画) (昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖 (昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン 第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」(脚本) (昭和46年1971
帰ってきたウルトラマン 次郎くん怪獣にのる (昭和47年1972
ウルトラマンA 全52話 (昭和47年1972
ファイヤーマン 全30話 (昭和48年1973
ファイヤーマン 第12話「地球はロボットの墓場」(脚本) (昭和48年1973
「怪獣供養祭」司会 (昭和48年1973
恐竜戦隊コセイドン 第29話「コセイドン緊急出動 果しなき戦い」(昭和54年1979
土曜ワイド劇場「白い手美しい手 呪いの手」(昭和54年1979
土曜ワイド劇場 「怨霊!あざ笑う人形 危険な未亡人」(昭和55年1980
土曜ワイド劇場「怪奇!金色の眼の少女」 (昭和55年1980
火曜サスペンス劇場「乱れからくり ねじ屋敷連続殺人事件」 (昭和57年1982
火曜サスペンス劇場 「可愛い悪魔」(昭和57年1982
ウルトラマンA「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」(平成元年1989

「リメンバー!!怪奇大作戦 岸田森・昼下がりのインタビュー!!」(昭和54年1979
空想特撮の名バイプレイヤー 岸田森インタビュー(昭和54年1979

朝日ソノラマソノシート 怪奇大作戦 ドラマ「恐怖の人食い蛾」(「恐怖の黄色い蛾」)

実相寺昭雄

近鉄金曜劇場 芸術祭参加作品 「正塚の婆さん」  (昭和38年1963
曼陀羅  (昭和46年1971
  (昭和47年1972
シルバー仮面ジャイアント(昭和47年1972
あさき夢みし  (昭和49年1974
歌麿 夢と知りせば   (昭和52年1977

CM演出「S&Bスナックチップ」 (昭和52年1977
CM企画「S&B」スナックトースト野球篇」 (昭和53年1978
CM企画S&Bスナックトースト 外野フライ篇 (昭和54年1979






【各エピソード解説】

第1話「壁ぬけ男」第2話「人喰い蛾」第3話「白い顔」
第4話「恐怖の電話」第5話「死神の子守唄」第6話「吸血地獄」
第7話「青い血の女」第8話「光る通り魔」第9話「散歩する首」
第10話「死を呼ぶ電波」第11話 「ジャガーの眼は赤い」第12話「霧の童話」
第13話「氷の死刑台」第14話「オヤスミナサイ」第15話「24年目の復讐」
第16話「かまいたち」第17話「幻の死神」第18話「死者がささやく」
第19話「こうもり男」第20話「殺人回路」第21話「美女と花粉」
第22話「果てしなき暴走」第23話「呪いの壺」第24話「狂鬼人間」
第25話「京都買います」第26話「ゆきおんな」(最終話) 






昭和43年10月15日(火)放映


東京コンバット

第3話「銀色の死刑台」



フジテレビ放映(ABC) 
20時00分〜20時56分(56分)カラー作品
監 督山本迪夫脚 本小川英長野洋


【出演】

三橋達也佐藤充山口崇前田吟山下洵一郎
高橋正雄岸田森加藤千賀子  


【物語】


百貨店から売上金を強奪した4人組は、警官を射殺して逃走する。
逃走に使った外車から検出された女の髪には、
特別注文のセットローションが使用されていることがわかった。
コンバットチームは、このセットローションを手掛かりに捜査を開始する。
そして、犯人を石油コンビナートに追い詰め、死闘が始まった。


【解説】


東京駅のみどりの窓口爆破や、新幹線爆破未遂など、
当時多発していた被害の大きい社会犯に備えて、
警視庁が実際に組織した特殊犯罪捜査班をモデルにしたドラマ。
ただし、実物とは違い、レインジャー部隊的なアクションを多用しているので、
レギュラー全員傷害保険に入らされたという。
三橋達也、佐藤充、山口崇、前田吟、山下洵一郎扮するコンバットチームがレギュラー出演。
岸田森の役は、強盗の一員。
「血を吸う」シリーズの山本迪夫監督との初顔合わせ。


関連作品

山本迪夫

呪いの館 血を吸う眼          (昭和46年1971
火曜日の女「木の葉の家」全6回     (昭和47年1972
血を吸う薔薇              (昭和49年1974
木曜ゴールデンドラマ「大誘拐 陽気なお婆ちゃんの身代金は何と百億円!」(昭和56年1981
「追悼岸田森 山本迪夫」        (昭和58年訃報1983





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